コラム

健康について考えるコラムです。お時間ある時にご覧ください。

「日本人」と「緑茶」について

昨今、飲料水メーカー・飲料水ブランドの「緑茶」へのこだわりがCMや広告でも目につきます。正直、どれが一番おいしいか、なんてわからないくらいどれもおいしいですよね。今回は、そんな「緑茶」にフォーカスしてみました。

日本でのお茶の始まり

日本でのお茶の始まり

遣唐使が往来していた奈良~平安時代に、最澄・空海などの留学僧が唐よりお茶の種を持ち帰ったのが始まりとされています。当時、それはとても貴重で、位の高い階層などの限られた人々だけが口にすることができたといいます。

それら「お茶」と言われているものの中で、今最も健康茶として注目されているのが「緑茶」です。

緑茶のさまざまな機能

それでは、緑茶のどんな成分がどのような効能を期待されているかを見ていきましょう。

タンニン
抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、血糖上昇抑制、血圧上昇抑制、コレステロール上昇抑制、整腸作用、消臭作用、がん予防作用
カフェイン
覚醒作用(疲労感や眠気の除去)、利尿作用
ビタミンC
美容、ストレス解消、風邪の予防
ビタミンB群
糖質の代謝
ビタミンE
抗酸化作用
γ-アミノ酪酸
血圧降下作用
フラボノイド
口臭予防 血管壁強化
多糖類
血圧低下作用
フッ素
虫歯予防
テアニン
脳・神経機能調整

緑茶のさまざまな機能

現代人にはずいぶんうれしいワードが並んでいますね!

しかも、緑茶をパウダー上に粉砕した「抹茶」ともなると、これらに加え、すべてのスーパーフード(アサイー・カカオ・クコの実 他)を組み合わせたよりも多くの抗酸化物質やファイトケミカル(植物由来の化合物)が含まれているそうです。
日本人は、他の国のコーヒーや紅茶に変わるすばらしい飲みものを歴史文化の中で美しく育ててきたと思われます。

緑茶の効果

期待されている効能がわかったところで、さらにどんな効果があるのか見てきましょう。
ここでまず注目なのは、女性にはうれしい(いや最近では男性も?!)、美容効果ではないでしょうか。

①美白の効果
シミやくすみの原因のメラニン色素。これは紫外線などのダメージによる活性酸素の発生が始まりとなりますが、カテキンの抗酸化作用でこれを抑える働きがあります。また、ビタミンCがメラニン色素を薄くします。
②デトックス効果
緑茶の苦味成分の茶カテキンにより、細菌が出す毒に対する解毒作用があります。
③便秘・肌荒れ防止効果
カテキンの整腸作用により、悪玉菌に対する抗菌作用で、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがあるとも言われています。
④リラックス効果
血流を上昇させて炎症を抑え、筋肉をほぐしリラックスさせるテオフィリン。利尿作用があり筋肉と神経をリラックスさせるテオプロミン。精神的、肉体的ストレスを減少させるアミノ酸の一種のテアニン。これら3つの成分はそれぞれにリラックス効果が期待できます。

飲み方次第では逆効果も?!

飲み方次第では逆効果も?!

しかし、緑茶もコーヒーや紅茶と同様に、正しく飲まないと逆に良くない事もあります。

タンニンの一種のカテキンは、野菜に多く含まれる「非ヘム鉄」と一緒にとると、鉄分の吸収を妨げます。肉や魚に多く含まれる「ヘム鉄」は吸収を邪魔されません。 食後にお茶は習慣なのでは?と思うかもしれませんが、実は昔の日本人が食後に飲んでいたのはほうじ茶や番茶でした。今でも和食レストランや高級料亭は食後に茶色いお茶が出てくると思います。

また、緑茶に含まれるシュウ酸は腎臓でカルシウムと結合し、結石を作ります。シュウ酸とカルシウムが結合して出来る結石は普通、便として排出されますが、カルシウムが不足した状態でシュウ酸を取りすぎると、カルシウムに出会えずに血中に吸収され、腎臓にいき、そこで血中のカルシウムと結びついて結石になってしまうのだそうです。
もちろん、普通に飲んでいる限りには心配ありませんが、過剰摂取は尿路結石の引き金になりかねません。

ともかく、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね!

緑茶と紅茶と烏龍茶の共通点?

緑茶と紅茶と烏龍茶の共通点?

最後に少し余談をひとつ。

緑茶・紅茶・烏龍茶。全く風味もイメージも異なるお茶ですが…。実はみんな同じ茶葉から作られていることをご存知でしたか?

もとはすべてチャというツバキ科の植物の葉から作られます。そのチャの葉を摘んだ後、どのように乾燥~発酵するかによって、お茶の種類が決まるのだそうです。

緑茶は、摘み取った直後の状態に最も近く、収穫後に加熱処理し、発酵は最小限に抑える製法の「不発酵茶」。一方、紅茶や烏龍茶など色が濃いお茶は、充分に発酵させた「発酵茶」というわけです。

*     *     *

「日本人」と「緑茶」について

私たち日本人は、春夏秋冬の四季のある恵まれた環境のなかで、豊かなお茶の文化をつくりあげてきました。その根底には、日本人特有の繊細な“気づき”の精神が、単なる飲み物を作法という有形の連続的な物語に進化させ、大地の恵みに感謝の念を表してきたことと思います。

そんな緑茶も今や一般大衆化され、日本人の健康を下支えしてくれています。
また、海外でも。健康志向のニューヨーカーは、コーヒーよりも緑茶を選び、その素晴らしさを体感しているようです。

暑い日の麦茶ももちろん美味ですが、今年の夏はみなさんもぜひこのコラムを機に「緑茶」でノドの渇きを潤し、効能・効果を実感されてみてはいかがでしょうか。 もちろん、当院のカイロプラクティックの効果もあわせていただければ、より暑い季節も健康に過ごしやすくなること必至です!

参考資料:
お茶の成分と効能(鹿児島県茶生産協会)
緑茶は正しく飲まないと逆に不健康になる!?

緑茶とカイロプラクティックで健康に過ごしたい方は、阿佐ヶ谷カイロプラクティック整体院 インタッチへ

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